山の神様

189本当にあった怖い名無し :2005/12/29(木) 14:25:01 ID:mQ+gvBzp0
422 名前: コピペ 03/04/11 13:02
怖くないですが不思議な話

366 :山での話 :03/04/11 06:18
今の年代の人に、狩りをした事のある人は少ないでしょう。
昔、私は祖父に連れられて、狸を捕る為に数度、山にトラバサミを仕掛けに行った事があります。
山にも色々な約束事があります。うろ覚えですが、女山でしたので立ちションベンは、女神様に見える様に頂を向いてする事
(性器を見えないように隠すと女神様が怒って、山に遭難します)とか、お弁当は半分食べたら残りは家まで持って帰る事とか、
狸の後足は、1本は女神様に御供えする事とか、他にも細かな注意が沢山あったはずでした。

ある夏休みの日、祖父の家に遊びに来ていた私は、川に泳ぎに行こうとして、気が付くと何故か山の中に居ました。
昼御飯前に出たはずなのに、あたりは真っ暗で、訳が判らず泣いてしまいました。どのくらい泣いていたでしょう?
辺りがスゥ~っと明るくなって、顔を上げると、目の前に青い光が浮いていました。
その光は優し、暖かくて、何故か彼女が助けてくれるのだと解りました。そして、漂い始めた光に付いて行き、山の麓に下りました。
山の麓には幾つもの懐中電灯の光が集まっていました。その中に祖父の姿を見つけ、「おじいちゃん」と声を掛けると、祖父は飛んで来て私を抱きしめました。
そしてすごい剣幕で怒り始めたのです。私が帰ってきたのは、家を出た翌日の夜でした。その時です。私は変な事に気が付きました。
私はたった今山の麓に降り立ちました。ですが、周りを見回すと、そこは山から1キロ程離れた祖父の家の前だったのです。
青い光は何時の間にか消えていました。
その事祖父に話すと、祖父は宴会をすると言って近所の男の人達だけでご馳走を持って、山の祠の前で宴会をしました。
僕や、従兄弟達、近所の男の子達も付いていきましたが、皆お酒を飲み、歌って楽器を奏で、踊って、大騒ぎでした。
後で聞いたのですが、「女神様が最近、人が山に入らないので寂しくなってお前を呼んだのだろう」と祖父達は言いました。
その後、他にも一晩だけ、山へ消えた男子が出た事から、毎年夏祭りの後には山の祠で宴会をする様になったそうです。

190本当にあった怖い名無し :2005/12/29(木) 16:03:50 ID:a9aH7aNh0
女神様の我侭には困ったものだな

193本当にあった怖い名無し :2005/12/29(木) 19:10:37 ID:/YrC4NSo0
山の神様の話題

若い、まだ10代半ばの少年の猟師が、先輩の壮年の猟師と山に入ったが、先輩猟師とはぐれてしまった
日が落ちてから行動するのは死につながると常々教わっていたため、たき火をおこし、
弁当に持ってきた酒の筒と餅の包みを引っ張り出し、魔物よけに剣鉈を引き寄せて夜明かしに入った。

火が小さくなって、ふと目を覚ます。薪をくべたして、また眠ろうとしたところ、闇の向こうに、
緑色の炎がいくつも瞬いている。山犬か、山猫か。がくがくと若い猟師はとっさに剣鉈をつかむと、鞘を払った。
と、光の当たる範囲内に、不意に、若い女が姿を現した。獣の皮を纏った、手足の長い、長身の女で、
赤い髪と、抜けるように白い肌の、美しい娘だった。
「・・・鉈を捨てるか、捨てないか?」
猟師の少年は、先達の猟師は、絶対に鉈を手放すなと言っていたのに、何故か、鞘に収めて、横に置いた。
「餅と酒を渡すか、渡さないか?」
少年は、弁当の包みと酒の竹筒を、震える手で、相手のほうに押しやった。
そこで、娘は、獣のような歯を見せて、無言で笑った。

「・・・着物を脱ぐか、脱がないか?」
 少年は、がたがたと震えながら、上着を脱いだ。娘は、それをみて、同じ言葉を繰り返した。
「着物を脱ぐか、脱がないか?」
 ああ、もう、俺はこで死ぬんだ・・・先達の言いつけを守らなかったからだ・・・
 少年は、涙を浮かべて震えながら、下履きを脱ぎ、下着まで脱いだ。

194本当にあった怖い名無し :2005/12/29(木) 19:14:44 ID:/YrC4NSo0
 すると、女は、猟師の少年のそばまで来ると、いきなり、覆い被さった。首筋を噛みちぎられると思って
身を固くしたが、全く別のことをされる。性器を触られ、口を吸われる。自分を取り囲む緑色の眼のなか、
娘は、獣のような激しさで、繰り返し、繰り返し、猟師の少年を抱いた。

 気がつくと、少年は全裸で眠っていた。たき火は消えていたが、東の空は明るんでいた。夢でも見たのかと
思ったが、身体に草の汁のような物が沢山ついていて、花の香りがした。餅と竹筒と鉈が無くなっていて、
代わりに、山菜や果物や高価な茸、それに山女が、フキの葉にたっぷりと盛られて、近くに置いてあった。

ほどなく先輩の猟師と合流出来た少年は、一部始終を報告すると、
「お前、山の神様か、そのお使いに気に入られたんだな。」
「このごろ山に入る男も減ったし、若いのはほとんどいなくなっちまったからなぁ。」
「ま、果報なことだ。ケモノ(化物)に襲われたんじゃなくてよかったなあ」
そこで、不意に真面目な顔になって、
「山の神様は嫉妬深い。これから山の中では、女の話はするなよ」
「夏には素裸で水浴びをしろ」「立ち小便の時は、必ず山頂に身体を向けてな」

猟の成果は驚くほどで、「ご相伴だ」と先輩はご機嫌だったそうだ。

めでたし?

山の神様は醜女と言いますが、美女もいるのでしょうか・・・または、お使いだったのでしょうか?
ショタ趣味の神様もいるんですね。

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