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狐火

83 :本当にあった怖い名無し :2005/07/23(土) 12:53:44 ID:tG7HNqA10
俺が まだチビの頃

田舎で体験した話
夏休みで 田舎に行った俺は ある暑い晩
じいちゃん ばあちゃん に誘われて 山の中腹にある 畑に
花火をしに 行ったんだ

車でしばらく林道を登って行ったんだけど
月は出ていたが 月明かりも周りの木に遮られ 結構暗かった
俺は車の窓を開け 森の中から 聞こえてくる 虫の鳴き声なんかを
聞きながら 後ろの席で 身を乗り出して 森の中を見ていた

開けた 場所について 車は止まった
じいちゃんが 準備するから待ってろと 車を降りて
畑の脇を流れる 小川から 水を汲んだり ランプに 火を入れたりして時
俺は 車の中で 花火の入った袋を抱えて ニヤニヤしていた


84 :本当にあった怖い名無し :2005/07/23(土) 12:54:59 ID:tG7HNqA10
続き

ええぞ~ ってじいちゃんが 車まで 迎えに来てくれて
いよいよ 花火が 始まった ランプの やさしい光にじいちゃん達の 笑顔が
ぼんやり浮かんで見えて ちょっと不思議な そして楽しい時間だった

持ってきた 花火が 半分ぐらいに減った時 ちょっと休憩しようって事で
三人 並んで 座ってスイカを食べていた時のこと

前方の森の中に ポウー ポウー ポウーっと 三つの 明かりが 浮かんできたんだ
じいちゃんは その明かりを見て ほう~っと言った
俺は 人魂だ!!って言って ばあちゃんにしがみ付いた

するとじいちゃんは あれは人魂とは違う
狐がおまえを見に来たんだと言った
こんな時間に 山に子供が来る事は 滅多にないからな 珍しくて見に来たんだろ~な~
ってじいちゃんは 言っていたが 俺には人魂にしか見えなくて 大泣きして
花火は 中止して 変える事になった あの光を 見たときは 本当に怖かった…

85 :本当にあった怖い名無し :2005/07/23(土) 12:57:45 ID:w9Lf8yLs0
そういや狐火って呼び名もあったっけ。
そうかぁ。そうなんだねえ。

86 :本当にあった怖い名無し :2005/07/23(土) 17:13:56 ID:MgQZCDsG0
そういうものを見ても
怖がらず冷静に対応するお爺さん

昔はこういった現象が多々あったのでしょうか?
自然に敬意を抱きつつもむやみに畏れることも無かった時代がしのばれますね

87 :本当にあった怖い名無し :2005/07/23(土) 18:10:47 ID:tG7HNqA10
読みにくい 上に長文で 申し訳なかったです

じいちゃんも 狐火って言ってた気がしますよ
怖がってる 俺に 帰りの車の中で こんな事言ってましたよ

狐火と鬼火(人魂)は 違うもんじゃよ
狐火は な~んも悪い事はせんよ~
最近 めっきり見てなかったが おまえは運がええよ~って

 

君は鞍馬・貴船には行っては行けないよ

124 :本当にあった怖い名無し :2005/07/26(火) 02:50:10 ID:8e94ZmAe0
学生時代に、京都に住んでいたときにある人に「君は鞍馬・貴船には行っては行けないよ」
と言われてたんだけど、おみくじとか川床のある風景とかに惹かれて、
こっそり午後3時くらいに行ってみた。お社にお参りして、すぐに下りたはずなのに
いつのまにか真夜中になっていたことがあるなあ。参道をまっすぐに行ったはずなのに。
あの辺は女性は一人歩きするな、といわれている所なので現実的な怖さがあった。
その時に鞄にきっちり結わいていた、違う神社のお守りが無くなっていたのも不思議。

なんで「行っては行けない」と言ったのか、聞いても未だに教えてもらえない。

126 :本当にあった怖い名無し :2005/07/26(火) 11:29:13 ID:aIxAOHu10
>>124
道を歩いていたら、突然真っ暗になった感じですか?

129 :124:2005/07/26(火) 22:47:48 ID:M+BYmJpL0
>126
そうそう、夏前の夕方くらいの明るさだったのに、急に「どこか」境界壁を越えたら
いきなり暗くなっていて、「山の日はつるべ落とし、っていうもんなー」
と腕時計を見たら夜中だった、って感じ。(゚д゚)ポカーン<まさにこんな思いだった。
振り向いても闇と、それに溶ける明かりだけ。
別に薬を服用していたわけでも、ナルコレプシーな訳でもないので未だに納得いかない。

この板的解釈をすると、ひょっとしたら無くなったお守りを付けていなかったら
今こうして書きこんだりできなかったのかもしれない。お守りは未だにさすらっているかもしれない。

ちなみにその後、連れがある時に数回行ったけど、それ以来そういった経験はない。

131 :本当にあった怖い名無し :2005/07/27(水) 06:52:54 ID:jlWKbwcX0
>>129
それをいうなら、「秋の日は釣瓶落とし」だと思われ。

 

のっぺらぼう

249 :本当にあった怖い名無し :2005/07/31(日) 07:43:35 ID:hc8DLIXA0
そう言えば、ウチの祖父は山でのっぺらぼうと遭遇したそうな。

まだ午前中、山道で蓑をまとった人と擦れ違った。しかしよくよく見ると眉毛以外の顔のパーツが無い。
「こりゃ狸か狐か」と思い、道端に置いて行こうと荷物から御握りを一つ取り出そうとすると、泥だらけの
掌を見せて「まあ待て」という仕草をし、溜息のような音を立てながらそのまま歩み去ってしまった。

遠慮深い狸か狐か、あるいは山の神様か、いずれにせよ失礼な事をしてしまったのかもなぁ、と
祖父は申しておりました。その出来事の前後、特に不幸も異変も無かったとか。

 

満月の夕

582 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2005/08/13(土) 00:03:04 ID:crb7DSBJ0
友人の話。

彼女は時々、変わった夢を見るという。
と言っても特に内容が変わっている訳ではない。
夢の中で気がつくと、彼女は実家の元自分の部屋に立っている。
部屋の様子は記憶にある通りで、調度品などが手に取れる程リアルに感じられる。
別に何かすることもなく、決まってウロウロと部屋をうろついて外を見る。
これまた決まって大きな満月が天にかかっている。
そして月を見ると目が覚める――そういった夢らしい。

中学生になり実家を離れてから、この夢を見るようになったそうだ。
どうせならもっと面白い夢がイイなぁ、と彼女自身は思っていた。

大学生になってから里帰りした時のこと。
久しぶりに昔馴染みと飲んでいるうち、肝試しをしようということになった。
「かなりの率で幽霊が出る心霊スポットがあるんだよ」友人はそう言う。
集まっていた皆がそういう類いの話を好きだったらしく、行こう行こうとなった。


583 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2005/08/13(土) 00:04:09 ID:crb7DSBJ0
(続き)

件の友の話では、町外れの山にある古い大きな家がそのスポットらしい。
満月の夜、部屋の中に透き通った女が出るのだと。

まさかまさか、とドキドキしながら案内された先は。
紛うことなく彼女の実家だった。

「今日は出ないなぁ」「満月じゃないからじゃないか?」
皆はそう言いながら、実家の窓を眺めている。
「多分、それ私」という一言は、結局最後まで言えなかった。

今でも彼女はたまにその夢を見ている。
いつものように部屋をうろついて外に目を向けるのだが、最近は月を見る前に
道路を確認するようになったという。
時には、彼女の部屋をじっと見ている者がいるのだそうだ。
「知り合いだったら嫌だなぁ」そう彼女はぼやいていた。


 

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