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∧∧∧山にまつわる怖い話Part20∧∧∧ の投稿を表示しています。
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- 245 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2005/06/22(水) 19:00:51 ID:9DsbDFBM0
- 私の体験した話。
初めて一人用ツェルトを買った時、嬉しくて、何泊か山で過ごす計画を立てた。
初日にキャンプしたのは、ある鄙びた神社の外れだった。
境内から少し下った所に滝があり、辺りは開けた砂の河原になっている。
一目で気に入り、そこで一泊することにした。
夜も更けた頃、カンテラの灯を落としてシュラフに潜り込んだ。
滝のドゥドゥという音を聞きながら微睡んでいると、突然世界から音が消えた。
痛いくらいの静寂に驚き、ツェルトから飛び出すと―
滝が静止していた。まるで時が止まったかのように。
宙の白い飛沫や淵の波紋までが、月明かりの下くっきりと見える。
辺りは何の音もしなかった。世界で動いているものは、私の鼓動と数匹の蛍だけ。
去った時と同様、唐突に音が戻ってきた。
同時に滝が再び流れ始め、水の轟きが響き渡る。
私はしばらく滝の前に立ち尽くしていた。
蛍は何事もなかったかのように舞っている。
凍えるような、それでいて泣き出したくなるほど、儚く美しい光景だった。
もう一度目にしたいが、今のところ叶わないでいる。
- 247 :チラシの裏 :2005/06/22(水) 21:14:00 ID:XcnGeg4X0
- この前、大分のとある山に登ったのよ。そん時の話。
昼ごろになって急に雨が降り出してきた。そしたらちょうど洞穴みたいなのがあって「ラッキー♪」と思いながら中に入った。
中は結構広くて奥まで続いているようだった。ちょっとした好奇心で「奥の方に行ってみよう」と思い、明かりを灯して奥の方に行ってみた。
しばらく進んでいると妙な事に気が付いた。「さっきから五分以上進んでいる。いくらなんでも長すぎないか?」
その時「ゴオォー」という轟音が洞穴の中に響き渡った。驚いた俺は大急ぎでもときた道を戻り始めた。
しばらく走ると明かりが見えて外に出た。雨は止んでいて外はいい天気だった。
疲れた俺はその場に座り込みしばらく空を見上げボーッとしていた。洞穴の方を見る気にはなれなかった。洞穴からはまだ「ゴオォー」という音がしていたからだ。
眠ってしまったらしく俺は見知らぬおじさんに起こされた。登っていると道端に俺が倒れていて眠っているようなので起こしたそうだ。
俺はおじさんに事情を説明した。するとおじさんは「洞穴?そんなもの私の知っている限りじゃこの山にはないよ」
俺は洞穴のあった所におじさんを案内したがそこにはなにもなかった。
俺が入った洞穴は結局なんだったんだろう・・・。
- 296 :チラシの裏 :2005/06/23(木) 19:51:33 ID:XB2DrmpX0
- >>285
大分の湯布院町にある山。洞穴を見つけたのは中腹ぐらい。近づいてどうなっても責任とれないから・・・。
あの後もう一回その山に行ったけどやっぱり洞穴はなかった・・・。本当になんだったんだろうあれは・・・。
- 275 :本当にあった怖い名無し :2005/06/23(木) 00:51:29 ID:29yFzDUo0
- 山といえば山梨だ、といって、一人で山梨県に行ったことがあった。
ただ、山は好きでも登山は好きではなかったので、車で際どい山道を
ずっと走ることにした。県境を越え、いざ山梨県に入ったかと思うと、いき
なり大雨が降って来た。僕の車ではワイパーを最速に動かしても、とて
もじゃないが前が全く見えない。できるだけスピードを落とし、ライトをハ
イビームにしてゆっくり進んでいると、急に雨がやんだ。一休憩しようと
思って、道沿いに大きなラーメン屋を見つけて入り、店の人に「さっきは
凄い雨でしたねぇ」と言うと「雨?雨なんて降ってませんけど…」と言わ
れた。山の天気は変わりやすいというが、局地的でもあるのかな…?
と思って店を出たあと、ほんの少し走っただけなのに、道に迷ってしまっ
た。近くにガソリンスタンドがあったので、給油がてらそこに寄り、「ラー
メン屋さんの方から来たのですが」と道を訪ねると、「この近くにそんな
ラーメン屋はないですけど」と言われた。そして、「今日はさっきまで大
雨が降っていたし、この先の山道は通行規制で通れなくなる」と言われ
た。仕方なく、ガソリンスタンドから少し走ったところで旅館が見えたの
で、まだ少し早い時間ではあったがチェックインすることにした。旅館の
女将さんのような人が「今日はお天気も良いし、お夕食までの間、この
先のパノラマラインをドライブしてみてはいかがでしょう」「この近辺には
ガソリンスタンドがないので、給油はその先になりますが」と言われた。
確かに雨は降っていたし、ラーメンを食べてお腹いっぱいだったし、車の
ガソリンは満タンである。次に訪れた先でこの旅館のことを話し、「そん
な旅館はないですよ」と言われたくなかったので、宿泊をキャンセルし、
東京に戻ることにした。僕が行ったあの地域は、一体何だったんだ・・?
- 332 :本当にあった怖い名無し :2005/06/24(金) 11:21:03 ID:pFevZ/Zl0
- あんまり怖くない話ですが
嫁ぎ先は結構山で近くに週末になると走り屋が来るスポットがあります
旦那は走り屋なので結構攻めに行ってるのですが
数年前夜中に軽く走った後休憩してると山の中で建物の明かりが見えないような所なのに
ポツンと明かりが灯ってるのが見えて不思議に思って明かりの方向に向かって走ったそうです
でも何故かいくら走っても明かりが近くならなくて
諦めて一周してから休憩してた場所に戻ったら
狸が逃げていくのが見えたそうです
この時代になって狸にだまされる人間も居るって何だか凄い・・・
分かりにくい文でスマソ
- 500 :N.W:2005/06/28(火) 08:13:02 ID:xPMOrOYQ0
- 今は昔。
頃は夏。知合いの田舎へ連れて行ってもらった時の話。
場所は岐阜県。他県と接する山間の村で、今回はちょっと差し障りがあるから
そこまでしか言えない。ごめん。
〈その2〉
その村の中を川が流れていた。上流では渓流釣が出来るくらいのきれいな川だ。
途中に、両側に大きな石がありその下が水深2メートル程度の淵になった場所が
あって、そこが近所の子供たちのお気に入りの場所だった。
今日は朝からそこで遊んでいて、昼からもまたみんなで川遊びをしていた。
みんなは岩の上から淵へ向って勢いよく飛込んで遊んでいる。弟は、朝一度
それに挑戦したのだが、足が底につかなかったのが恐かったらしく、昼からは
そっちへ行こうとしない。で、しょうがないから俺は浮輪を持った弟に付き合い、
浅瀬でパシャパシャやっていた。
派手な水音とみんなの喚声をうらやましく思い、そっちへ目をやった時の事だ。
水の中に見慣れない子供が一人、みんなから少し離れて頭を出していた。俺たちも
地元じゃないが、1週間もいれば人の顔ぐらい覚えている。そのイソノワカメの
ような頭をした子には全然見覚えがなかった。
- 501 :N.W:2005/06/28(火) 08:13:40 ID:xPMOrOYQ0
- その子供がふっと俺たちの方を向き、こっちへ泳ぎ始める。泳ぐと言うよりも、
ビーチボールが水に流されているような、なんだか妙な泳ぎ方だった。
俺の視線を辿った弟がその子に気付き、怖がって俺の手をぎゅっと掴む。俺は弟の
手を引いて水から上がった。人見知りの激しい弟は俺の後ろに身を隠す。
その子は、水から顔を出した蛙のような変な格好で、さっきまで俺たちがいた浅瀬に
腹這いになった。水着は着ていない。男か女かもよく分らない。
こいつ、もしかしたら“ふちぬし”かも。“河童”と違って“渕主”は頭を水面に
出し、獲物を探すんだといつか祖父ちゃんが言っていた。
瞬きもしない、まん丸な魚の目玉を思わせる目をしたそいつは俺たちに話しかけた。
「ねえ、あそぼう」
「もう帰るんだ」
俺はきっぱりとそう言い、向うで遊んでいる仲間たちにも大声で帰る事を告げた。
- 502 :N.W:2005/06/28(火) 08:15:48 ID:xPMOrOYQ0
- 弟の手を引き、浮輪を持ってやって家まで帰ると、畑仕事をしていたおばさんが
何かあったかと聞いてきたので、知らない子が来て弟が人見知りしたと答えた。
それから俺たちはザリガニ採りに出かけ、自分で大物を捕まえられてご機嫌の弟と
再び家に戻ったのは夕方だった。
夕飯を食べていると、隣の良雄のお父さんが訪ねて来た。良雄がまだ家に帰らない
と言う。今日は一日皆で川遊びをしていたようだから、誰か何か聞いていないかと
思って、一番近くの家から聞きに来たらしい。
「うちの子らは3時頃にいったん戻って来て、二人でザリガニ採りに行ったよ」
「そうですか」
肩を落す良雄のお父さんに、ウチの大人たちは「それはみんなで探す方がいい」と
言い、電話をかける者、近所へ知らせに走る者、急に慌ただしくなった。
そんな中、弟がぽつんと言った。
「河童がいた」
その言葉に、みんなの動きが一瞬止った。
この間、単眼オヤジを見た時も、弟は「小僧のお面のおじさんがいた」と言ったが、
その時はそうかそうかと大笑いされてそれで終った。でも、今度は何か様子が違う。
「ああそう言えば、帰って来た時、知らない子がいたって言ってたっけ…」
大人たちが真剣に俺たちの顔を覗き込んだ。
「河童って?」
弟が一番懐いているおじさんが、真剣な顔で弟に聞いた。
- 503 :N.W:2005/06/28(火) 08:16:21 ID:xPMOrOYQ0
- 代って俺が、妙な泳ぎ方をする短いおかっぱ頭の丸い目玉の子がいたと説明すると、
とたんに蜂の巣を突いたような騒ぎになった。俺は“渕主”だとは言わなかったが、
何かこの地方には違う名で呼ばれる水妖伝説があったらしい。
地域の子供たちは全員神社に集められ、お払いをしてもらった後、周囲に注連縄を
張り巡らされた神楽殿で一晩を過させられた。
消防団と青年団、警察も来て、夜遅くまで良雄の行方を捜していたが、一向に
らちがあかず、いったん打ち切りになる
翌朝早くから再び捜索が開始され、10時頃、下流の方で子供の死体が見つかった。
但し、それは良雄ではなく、十年前行方不明になった春子という女の子だった。
後で聞いた話だが、死体がロウのようなミイラになっていたらしい。
“渕主”は時々出て来てお気に入りを選ぶ。そして、新しいお気に入りが出来た時、
前のお気に入りを返すのだと言う。
俺が青色(中坊)3年の時、良雄は見つかった。しかし、良雄が見つかる前の日に
いなくなった茂と言う子供は今も行方不明のまま。いつ見つかるか誰も知らない。
- 826 :本当にあった怖い名無し :2005/07/11(月) 21:20:23 ID:KunMkVgo0
- あんまり怖くはないですが、小学生の頃の思い出話。
家から歩いて10分ぐらいのところに、小さな山があった。
今思うと「山」なんて呼ぶには小さすぎたが、小さいなりに草木が生い茂り、
小学生の探検ごっこにはもってこいだった。
ある夏の日、一人でそこに虫取りに行ったときのこと。
いつも通る小道を登っている途中、ふと脇の方にのびている細い獣道のような
道が目に入った。
「あれ?こんな分かれ道、前来た時あったかな?」と思ったが、どこにつながって
いるのか興味が湧き、そちらに進路を取った。
5分ぐらい歩いただろうか。その道は古い石作りの門の前で終わっていた。
苔むした門には扉はなく、向こう側には手前の獣道とは明らかに違う石畳の道が
のびている。その先は一際深い茂みで、中に何があるのか全く見えない。
「こんなところに家とかあるのかな?」と門に近づいたその時、茂みの中から
雪のように真っ白な猫がするりと現れて、石畳の右端に座ると私の顔を見て
「ニャー」と鳴いた。
すると今度は白黒のぶち猫がやってきて、同じように石畳の左端に座り、私に
向かって「ニャー」と鳴く。
なんだなんだと思っていると、次には三毛猫が出てきて、最初の白い猫の奥に
並んで「ニャー」。続いて真っ黒い猫が出てきて、ぶち猫の奥に並んで「ニャー」。
そこまで見た時点でなんだか怖くなり、振り向かずに一目散に逃げ帰った。
その後、友人達と何度もその山を訪れたが、あの門に続く獣道はどうしても見つからなかった。
あの猫たちは私を門の奥に招き入れようとしていたように思えるのだが、
あの門の向こう側には一体何があったのだろう。
猫たちはみんなふっくらとして毛艶もよく、野良には見えなかった。